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ラウンダイヤルにひと目惚れした「オーヴァーシーズ」


職業柄、衛生上の問題でアクセサリーを身に着けることが難しい澤田さんにとって、腕時計は唯一、その役割を果たす存在だという。

「成人式の記念でオメガのスピードマスターを購入してから腕時計に興味がありましたが、本格的に集め始めたのは独立後の30代からです」。

収集の対象はスポーツウォッチ全般。特に“ラグジュアリースポーツウォッチ”が占める割合は多い。

「2006年の発売されたばかりの頃、パテック フィリップのノーチラス Ref.5711/1で味をしめてから、気になるモデルがあればチェックするようにしています。

スポーツウォッチの魅力は、ファッション性の高さはもちろんですが、多くが薄型であることが僕のなかでは大きいですね。

一時期“デカ厚”と呼ばれる時計も着けていましたが、作業中にぶつけてしまうことも多くて。薄型であることはとても魅力なんです」。

最近のお気の入りは、ヴァシュロン・コンスタンタンのオーヴァーシーズ。市場人気はブルーダイヤルが圧倒的だが、澤田さんはあえてブラウンを選んでいる。



言わずとしれたラグジュアリースポーツの代表モデル、オーヴァーシーズ。
「コーヒーを連想させるブラウンダイヤルに弱くて、良さそうな時計が見つかるとつい(笑)。

去年、オーヴァーシーズにブラウンダイヤルがあることを知って、これはアリだなと。そこで銀座のヴァシュロン・コンスタンタンに聞いてみたところ、すでに廃盤だと言われまして。

結局、セカンドマーケットで探すことになったんですが、どうやらブラウンダイヤルは人気が落ち着いているようで、かなり予算を抑えて買うことができてラッキーでしたね」。


ボリュームを抑えた41mm径のサイズは合わせる服を選ばない。
愛用のコーチジャケットにもよく馴染むオーヴァーシーズとの付き合いは長くなりそうだ。

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